ZAPPALLASにジョインしました。

Mikihiro Fujii
5 min readAug 1, 2016

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本日2016年8月1日より、株式会社ザッパラスにジョインしました。
かなり早い転職ということになり、正直悩みまくったんですが、悩む度に考えをフラットに立ち戻らせて決断しました。

では、なぜZAPPALLASなのという理由ですが、
シンプルに書くと、いつも僕が言っているようなデザイン組織を作れる場だと思えた、というのが理由です。

もう少し具体的な理由をいくつか挙げると、

  1. デザインを組織的に行うことで成果が出せそう。
  2. 今までで最もダイバーシティへの意識を感じる。
  3. デザインの評価の仕組みをゼロから考えられそう。

と言ったところになります。
(もちろん、信頼できる友人がいるなど他にも色々理由はありますが。)

そして今、あらためてこうして俯瞰的に見てみると、「アイデンティティ⇔ダイバーシティ」がテーマになっているように思えます。

本来のダイバーシティ(多様性)とは、ある視点から「色々な人がいるなー」と感じるという話だけではなくて、多様な人々それぞれが自分のアイデンティティを許容されていると感じるということなはずです。
ですので、「アイデンティティ⇔ダイバーシティ」と、1つのものとして捉えて実践していこうと思っています。

このテーマでもう少し詳しく説明してみます。

自分らしく仕事ができること

ZAPPALLASは多様なメンバーがいた方がいいという考え方が根底にあるように感じました(いいヤツであることは前提条件とのことですが)。
その上で、業務を通じて会社・個人・世の中・業界に対してより自分らしい、自分だからこそのインパクトを出せる場として選びました。
そして、自分だけではなく、ZAPPALLASでデザインに関わるすべての人にとってもそのような環境をつくりたいと思っています。

アイデンティティを実現するデザイン

僕は価値提供と事業成果の両立を唱えているのですが、つきつめると価値提供とは、アイデンティティの実現だと思っています。
ユーザーには自分らしさのイメージがあって、それがイメージ以上のかたちで実現されることが価値であり、それを量産する仕組みが事業としてのサービスの本質なんじゃないかということです。

ユーザーの多様な「自分らしさ」を実現する組織は、メンバーの多様な「自分らしさ」に対しても意識が高いことが重要であると僕は考えています。

そういった価値観も含め、ZAPPALLASにはデザインによる価値提供の仕組みをつくれる可能性が大いにあると思っています。

また、初めて社長とお会いした時の第一声が「役員も含めて全員デザイナーにしたい。」というものだった事も大きいです。もちろんUIを作れるようにということじゃなくて、デザインについて議論ができるということですね。僕も組織全体でデザインする必要性について考えていたところだったのと、そんな言葉を経験ある経営者の口から聞いた事が無かったので驚きました。これは重いけどやりがいありますよね。まずは、「あ。デザインってこういうことか。」という気づきを会社全体につくれたらいいなと思ってます。

アイデンティティをつくるデザイン評価

組織としてデザインをしていく上では、他の業務と同様にデザインを評価する必要性がでてきます。
評価制度というものは、結果を効率的に判定するより成果を導くことに主眼があるべきだと思ってるんですが、それは組織とゴールを共有・達成してメンバーが肯定されていく、言わば組織と個人のアイデンティティづくりの仕組みだということでもあります。

そういう視点での評価制度づくりと矛盾しない状況が、ZAPPALLASにはあると思えたことも大きいです。ありがちな既存の制度にとってつけたようなものにはしなくて良さそう。
理想も掲げつつもリアルでもあり、組織として学んでいくことを前提とした制度になるといいなと思っています。

まとめ

目指すはパクられるデザイン組織の仕組みづくりです。世の中的にキャッチーなことになるかはわかりませんが、再現性を持ってデザインで成果を出す組織づくりの事例をつくり、他社にも取り入れてもらうことで、車輪の再発明に時間を浪費することを防ぎ、組織がクリエイティビティを発揮して、世の中をポジティブにしていける力になれればと思っています。
と言ったものの、僕が具体的に上記の任を得ているわけではないので、まずはそれをミッションにするところからがんばります。

これが本当なら面白そうだなって思った方は個別にご連絡いただければうれしいです。僕一人ではできないことなので、今後とも皆さんのご協力をお願いします!

おまけ

転職が決まり、台湾に家族で行ってきたんですが、台湾随一の古刹である龍山寺でおみくじを引いたところ出たのがこれ。

色々暗喩的で面白いです。

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